ペルシャ湾での演習中、Kドッグという名の訓練されたハンドウイルカが海水から飛び上がる。 PHOTOGRAPH PETTY OFFICER FIRST CLASS BRIAN AHO, U.S. NAVY クリミアに展開中のロシア軍がこのほど、ウクライナ軍の“ハンドウイルカ部隊”を接収したと報じられた。軍事用に訓練されたイルカなどの海洋哺乳類が、水中の機雷や侵入者の探知に能力を発揮している。 ロシア海軍が「軍用イルカ」をどのように利用するつもりかは明らかになっていないが、ロシアの国営通信社ノーボスチによれば、イルカに着ける装備の更新が予定されているという。 イルカ、クジラ、アシカといった海洋哺乳類を軍事目的に利用するのは今に始まったことではなく、ウクライナやロシアの海軍に限ったことでもない。アメリカ海軍は同様の事業を1960年代から現在まで続けている。これらの動物は深い海中や濁った水の中で目