JAMIC JOURNAL 2009年2月号 "リヴァイアサンとの闘争―正当な治療行為で冤罪にならないために" 第6回連載されました。 006 弁護士を直ぐに雇い、供述調書に署名するな 現実直視と弁護士依頼 私は、参考人や被疑者になった多くの医師と関わってきました。人生最大のピンチに対峙せず「任意取調べを完全拒否した」医師、現実逃避して「山に籠った」医師がいました。困ったことに、彼らは弁護士を雇うことが「社会正義に反する行為」と勘違いしていました。リヴァイアサンが、炎を噴射する先制攻撃は「弁護士との分断」です。「やましいことがあるから雇うんだろ」「所詮、お前から金をとるためにやって来る人間だ」等と言われます。逮捕歴10回の先輩房長が言いました。「佐藤さん。弁護士の言うこと90%本当、警察検察の言うこと90%嘘。これ本当。」国家権力の行使から、時には世論の風向きと対立してでもあなた個人を守