アートディレクターの佐野研二郎氏(43)が火だるまだ。東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場のロゴに似ていると「盗作」を疑われ、その後、サントリーのトートバッグのデザインについても同様の声が上がった。13日、サントリーはバッグのデザイン30種類のうち8種類を撤回。佐野氏は14日、トートバッグの盗作を認めただけに立場は苦しい。 その佐野氏にまた、新たな疑惑が浮上した。同氏が手掛けたTシャツのデザインに、あるアーティストの写真が使われたのではないかというのだ。 Tシャツは英国のロックグループ「ローリング・ストーンズ」の意匠をあしらったもので、キャンペーン名は「ザ・ローリング・ストーンズ OFFICIAL T―SHIRTS」。佐野氏は数種類のデザインを手掛けたが、そのひとつにフランスのギタリスト、ビレリ・ラグレーンに似た写真が使われているのだ。ラグレーンはジプシージャズの第一人者である。