生命科学の分野においては、研究過程で産生されたデータを公開リポジトリに登録し、誰もが利用可能にすることが盛んに行われています。古くは核酸・アミノ酸配列やタンパク質構造のデータバンクに始まり、近年では電子顕微鏡画像やマススペクトルなど、より特化したリポジトリも公開されています。 また、論文を掲載するジャーナルにおいても、掲載の条件として論文の関連データをこうしたリポジトリで公開することを要求するケースが増えています。 今やどんなデータであれ、リポジトリで公開することは生命科学の研究者にとってごく当たり前のことになりつつあると言えるでしょう。 こうしたリポジトリで公開されるデータは、研究過程で産生されたデータそのもの(生データ)に対して、その形式を整えたり、メタデータ(データを説明する情報)等を付与したりしたものであるべきです。すなわち、当該研究に関わっていない利用者にとっても、整合性があり、
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