岡崎慎司は、「記憶の人」よりも「記録の人」なのだろうか。 3月29日のシリア戦に先発した岡崎は、日本代表の歴史のなかでフォワードの選手として初めて、100試合出場を果たした。本人の口から出てきたのはもちろん、感謝の気持ちとゴールを決められなかった悔しさだった。 「今日も結局ゴールを決められなかった。もっと頑張れということなのかな、と。ボクはたくさんの人の後ろ姿をみて、自分は頑張らないといけないと思ってここまで来ただけなので。本当にその人たちのおかげだと思います。 でも結局、ゴールを決めれないことが多くて、満足できなくて、下手だからもっと上手くなりたいと、そのことだけを考えてここまで来た。それをこれからも続けたいです」 日本代表の歴史をひもといても、100試合出場に到達したのは他に4人しかいない。岡崎は、代表にデビューした2008年10月9日のUAE戦以降、代表戦の実に86.2%に出場してき