[1.30 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選決勝 U-23韓国 2-3 U-23日本 アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム] ただ、「優勝したい」と思っていた。大会前から、その言葉をU-23日本代表MF矢島慎也(岡山)は何度も口にしていた。決勝の韓国戦では2点のビハインドを背負う苦しい展開となったが、ここから背番号21がチームに勢いをもたらした。 後半22分、右サイドでボールを受けた矢島は「(浅野)拓磨や(中島)翔哉、久保(裕也)が裏に抜ける回数が多かったので、そこを見逃すと自分の良さはなくなる」と裏に抜け出そうとする浅野へ、極上のスルーパスを通す。このボールを浅野がワンタッチで流し込んで、1点差に詰め寄った。 そして、直後の同23分には自ら大仕事をやってのける。「前半から韓国はクロスに対する守備にバラつきがあったし、自分がゴール前に入ったときもマークにつかれていなかったので、良