2016年11月28日、シャペコエンセの選手や関係者たちを乗せたチャーター機はコロンビアのラ・ユニオン近郊の山中に墜落した【写真:Getty Images】 2016年11月28日、世界中が悲しみに包まれた。 「ラミア航空2933便墜落事故」という名前で記録されている悲劇的な惨事は、多くの人々の記憶に別の形で刻まれているだろう。コパ・スダメリカーナ決勝第1戦に臨むはずだったブラジル1部のクラブ、シャペコエンセの選手や関係者を乗せたチャーター機が、遠征先のコロンビアの山中に墜落した。 犠牲者71人、生存者6人という大事故。亡くなった人の中には選手19人をはじめ、監督、スタッフ、クラブ幹部、同行していたメディアなども含まれていた。日本でもかつてJリーグでプレーしたケンペス(元C大阪、千葉)やクレーベル・サンタナ(元柏)、チエゴ(元京都)、アルトゥール・マイア(元川崎F)、そしてカイオ・ジュニオ