昨シーズンは最終節で喜びと安堵の涙を流したが……。根本的な見直しを怠った代償を今シーズン、ハンブルクは支払うこととなった。スタジアムにある1部での時間を表わす時計の針が動き出すのは、いつになるだろうか。 (C) Getty Images 画像を見る ブンデスリーガが創設されてから19985日、ついにこの時が訪れた。 オリジナルメンバーでは唯一、2部リーグに降格をしたことがなかったハンブルクが力尽きた。最終節ボルシアMG戦こそ2-1で勝利したものの、他会場で残留を争っていたヴォルフスブルクがケルンを4-1で下したため、順位の逆転はならず、17位での自動降格が確定したのだ。 それを知った一部の狂信的なファンが、暴徒と化してしまった。試合終了間際、黒煙がホーム、フォルクスパルクのゴール裏を襲い、ピッチには多くの警官隊とスタッフが列を作って待機。非常態勢に選手はいったん、控室へ戻らざるを得なかった