W杯期間中は、かつてサッカー界を彩った多くのレジェンドたちもロシアの地に集まっていた。彼らの多くは各国のテレビ局のコメンテーターとして、後輩たちのプレーを解説した。だが、放送では言いたくても言いたいことはたくさんあるようで......彼らに突撃してみると、饒舌にいろいろなことを語ってくれるのだ。 今回、話を聞いたのは、1990年のイタリアW杯で世界の頂点に輝いたドイツのレジェンド、ユルゲン・クリンスマン。イギリスのBBCの解説者として、多くの試合を観戦していた。 クロアチア対イングランドの準決勝を観戦中のユルゲン・クリンスマンphoto by Shutterstock/AFLO 一時は日本代表の次期監督になるのではないかと噂されたクリンスマンは、今回、久々にW杯を堪能したと言う。 「2006年はドイツ代表、2014年はアメリカ代表の監督を務めていたから、他の試合をゆっくり見ることなど不可能