ＪＡＬ機と米ＵＰＳ機ニアミス、管制官ミスか : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）【ロサンゼルス＝西島太郎】米ハワイ・ホノルル空港に接近中の日本航空旅客機と米貨物機が今年１月、空港管制官の指示ミスによって異常接近し、衝突防止装置で事故を回避していたことが１日、わかった。 けが人などはなかった。 ハワイの地元メディア「ハワイ・ニュース・ナウ」（電子版）によると両機が異常接近したのは１月１４日朝。成田空港からホノルルに向かっていた日航７２便と米ＵＰＳの貨物機がオアフ島付近の上空で一時は、約３キロ・メートルの距離まで近づいたという。衝突防止装置が作動し、日航機が下降するなどして事なきを得た。 当時、この空域は経験の浅い管制官が担当しており、指示ミスが原因とみられる。米連邦航空局は、読売新聞の取材に対し事実関係を認め「速やかにこの管制官を業務から外し、再訓練を受けさせている」とする談話を発表した。
