NECは、ドイツ・ハノーバーで開催中の「CeBIT 2017」(3月20日~24日)のジャパンパビリオンにブースを構えて、PCI-Expressカードに実装したベクトルプロセッサー「Aurora」(開発コード名)の試作機を展示した。欧州での公開は初めてだという。 同社はAurora開発のスタートに関して、2014年に発表している(関連記事:NEC、2017年の発売に向けてシステム性能が数十PFLOSのスパコン開発を開始)。そして、2016年11月のスーパーコンピューターの国際学会「SC 16」で初めて試作機を公開した。SC 16の講演に登壇したNECの百瀬 真太郎氏(ITプラットフォーム事業部 第三ソリューション基盤統括部 技術エキスパート)がCeBIT 2017のブースでも説明に当たっている。 同氏によれば、Auroraでは同社がこれまでスーパーコンピューター「SX」向けに開発したベクト
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