はじめに こんにちは、アプリケーションチームの桑名です。 LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版のバックエンドは、開発言語として主に Scala を使用しています。 またサーバレスアーキテクチャで構成している部分が多いので、必然的によく AWS Lambda (以下 Lambda) を使います。 Scala はビルドを通じて JAR ファイルに変換できます。それを Lambda の Java ランタイムで動かしています。 今回は月に10億回以上呼ばれる Lambda があり、性能改善兼コスト削減としてカスタムランタイムに移行してみたので、その紹介と効果についてお話しします。 Lambda と Java ランタイムのパフォーマンス問題 Java ランタイムは他のランタイムと比べて、以下のような特徴があります。 ・メモリ消費量が多い ・クラスロードが多く時間がかかる ・実行環
