さて、シリーズ2回目です。 前回は高線量被爆について見てみました。 理経済:放射能を正しく怖がる① - 高線量被曝の場合 まずは前回予告した出典から。 出典はこちらの本です。 これは、米国で実際行われた、放射能の影響を調べるために行われた、"実験"を綴った物です。 米国では太平洋戦争の辺りから、放射性物質に対して異常な程の執着を見せていました。 日本で原爆を落とした後(正確には原爆のかなり前から)、放射能の影響を調べるために死体を捌きまくりました。 しかしそれでは不十分でした。 原爆では、その人がどれだけの放射線を吸収して、どのような身体的影響が出るのかはわかりません。 しかも多くの人が熱線や爆風で死亡した為、純粋に被爆により死んだ人のデータは不十分でした。 と言うわけで彼らが思いついたのは、「だったら生きてる人間に直接注射しちゃえば?」です。 直接注射ならどれだけの放射性物質が注射された