アメリカのイリノイ州シセロのリトアニア系移民の家に生まれ、シカゴマフィアとの関係が深かった。その後聖職者の道へ進む。第二次世界大戦後の1950年にイタリアのローマに向かい、1953年よりバチカンに常駐する。 その後1955年より、ボリビアとカナダにバチカンの外交使節として駐在し、1959年にバチカンに戻った後は教皇ヨハネ23世の英語通訳となる。その後、1969年1月にバチカンにより大司教に任命される。 リーチオ・ジェッリとジュリオ・アンドレオッティ首相 1971年には、ローマ教皇庁の運営資金調達と資金管理を行うバチカン銀行(正式名称は「宗教事業協会」、Istituto per le Opere di Religioni/IOR)の総裁へ就任する。なおこの頃より、アメリカのデヴィッド・M・ケネディ財務長官との親密な関係を築いた。 その後は、1975年にバチカン銀行の資金管理を行うイタリアのア