このグループ会社は、サムスンコーニング精密素材。昨年5月までの旧社名はサムスンコーニング精密ガラスといった。米ガラス大手のコーニングが49.4%、サムスン電子が42.6%を出資しており、液晶パネル向けガラス基板などを生産している。 液晶パネルの世界市場ではここ数年サムスン電子が世界シェア1位を占めており、この会社の業容も急拡大してきた。 それにしても、業績はすごい。2010年の売上高は5兆6519億ウォン(1円=13ウォン)、営業利益は3兆5805億ウォン、純利益も3兆2942億ウォンだった。売上高に占める営業利益の比率は63%を超えるモンスター企業なのである。 サムスンコーニング精密素材は、50社近いサムスン電子の非上場関連会社の中でも圧倒的な収益力だ。サムスン電子と部品メーカーであるサムスン電機が共同出資で設立したサムスンLEDも優良企業として知られるが、同社の2010年決算は売上高が