JR福知山線脱線事故をめぐり、JR西日本幹部による国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(当時)委員への働きかけや、事故調委員による情報漏えい問題などの検証をおこなう被害者・学識経験者による事故報告書の「検証メンバー会合」が3日、大阪市内で開かれました。昨年12月以来、今回で3回目。 会合では、同メンバーがことし7月に実施した、事故発生当時、事故現場を含むJR宝塚線で運転していたJR西の運転士アンケート結果(退職者含む515人対象、有効回答数391人)を報告。脱線転覆事故のあった現場のカーブを「制限速度時速70キロを超えて運転した経験がある」と回答した運転士が46人(11・9%)もいたことがわかりました。このうち、38人が制限速度超過を繰り返して運転した経験がありました。 制限速度超過の理由(複数回答)は、ダイヤの遅れの回復やダイヤ維持が52人、ブレーキ操作の遅れが39人、うっかりが24人、睡