インドネシア東ジャワ(East Java)州マラン(Malang)の公園に展示された2011年の干支(えと)のウサギの人形(2011年2月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/AMAN RAHMAN 【2月5日 AFP】旧暦の正月「春節」の3日、アジアの多くの地域で「卯(ウサギ)年」の訪れが盛大に祝われる中、「ネコ年」を迎えた国がある。――中国のお隣り、ベトナムだ。 一般的な中国由来の十二支の動物は、ネズミ、ウシ、トラ、ウサギ、龍(辰)、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、ブタ(イノシシ)だが、ベトナムではウシが水牛に、ウサギがネコに取って代わる。 この交代劇が起きた由来についてはっきりしたことは不明だが、十二支の選抜をめぐる説話も、ベトナム版では動物を集めるのはお釈迦様ではなく、道教の事実上の最高神「玉皇大帝(玉帝)」となっていて、中国版とは異なる。 この説話の差異に交代劇のルーツを見る
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