香港を訪問するやいなや、反体制作家で服役中の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞したというニュースが飛び込んできた。香港の街角で配られるフリーペーパーや電車の中の TV では、トップでこの事件を取り扱っていて、香港人の関心の高さを伺わせた。 劉暁波 - Wikipedia 1989年の天安門事件にわざわざ在留中の米国から駆け参じて、民主運動に参加。事件後、他のリーダーたちが次々に海外亡命する中、彼一人は国内にとどまって、運動を続けるという筋金入りの民主活動家。その激しい反骨精神は、ノーベル平和賞に値する。 中国政府は、彼の受賞が有力視され始めた最近、露骨にノルウェー政府に圧力を掛け、受賞後も、国内むけ報道は一切シャットアウト、彼の妻も事実上の自宅軟禁処分にするなど、大変な狼狽ぶりである。その態度はまるで尊敬に値しないと Lilac 氏に叱られてもやむをえないところである。 アパルトヘイトに反対し