GNUプロジェクトの配布アーカイブなどを中心に、LZMAを用いた圧縮形式を目にする機会が増えてきた。組み込み用途などへの活用も期待されるこの圧縮形式を紹介しよう。 2001年に開発された可逆圧縮アルゴリズム「LZMA」(Lempel-Ziv-Markov chain-Algorithm)が静かな注目を集めている。LZMAといえば、高い圧縮率を備え、Windowsアーカイバ「7-Zip」に採用されていることでも知られる。 ZIPやLHAなど、ファイルのアーカイブと圧縮が統合されているWindows由来のプログラムとは異なり、UNIXやLinuxでは伝統的にアーカイブと圧縮が個々のコマンドとして用意されており、それらを組み合わせて利用することになる。現在では、アーカイブがtar、圧縮にはGNU zip(.gz)やbzip2(.bz2)が併用されることが多い。 .gzや.bz2をしのぐ圧縮率が特
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