私たちの暮らしでは、食事やお茶など様々な形で利用されるハーブ。西洋だけでなく、日本でも昔から健康のために、ハーブの力が活かされてきました。 介護生活にもぜひともハーブを活用してほしいと、写真家でハーバリストの資格を持つ飯田裕子さんが、介護する人・受ける人へ、ハーブ暮らしに取り入れるヒントを提案するシリーズ、今回は、かゆい虫刺されに役立つハーブをご紹介。街中でもよく見かけるおなじみの植物を賢く利用するヒントを教えてもらいます。 * * * 梅雨も終盤のこの時期、気温も湿度も上がり、そろそろ蚊も出てきました。 皮膚は汗ばんで毛穴も開きがち。そんな時期の虫刺されは、つい手が伸びてかいてしまうと、お肌が傷つきやすいものです。 先日、母が言いました。 「歳をとると虫に刺されたことも気づかなくてね。そうかと思うと、かゆいところに知らない間に手が伸びてかき壊したりたりするのよね。掻き跡もなかなか治らなく