nenesanさんのゴミ拾いの話を読んでたら、父のことを思い出した。父はかなり難がある人だった。働いている頃は、しょっちゅう酔っ払って帰宅し、庭で大声で喚いたりしていたので、近所では「ちょっと危ない人」と思われていたかも。 そんな父が、晩年日課にしていたのが、近くの公園の草取りだ。まだ小さかった孫を連れて行き、勝手に遊ばせておいて自分は草取り。実家が位置するのは郊外の住宅地で、住民が一斉に年老いている。遊ぶ子もいない寂れて草ぼうぼうの公園だったが、父のおかげで見違えるほど綺麗になった。 草取りをする父に感謝の声をかけていく近所の人もいて、少しは会話もしていたようだ。母は「お父さんが良い人って思われるようになった」「**ちゃん(孫)とお父さんが上手くいくか心配していたけど良かった」と喜んでいた。 父は別に良いことをしようと思ってやっていたわけではない。元々、そういった作業が好きで、自宅の庭に