新型コロナウイルスの感染収束の兆しは一向に見えない。20日の全国の重症者は1014人となり、17日連続で最多更新。病床が逼迫する中、読売新聞(20日付朝刊)の報道が波紋を広げている。 【関連】コロナ対策で漢方薬を求める人が増加 薬剤師が挙げる3つは 感染が最も深刻な東京都内の14の「特定機能病院」で重症者受け入れに偏りがあるというのだ。内閣官房によると、都内の重症者用病床使用率は104・6%(19日時点)に達している。 特定機能病院は難病や重い病気の患者に高度医療を提供し、治療法開発や研究などを担う機能を備えていると厚労省が承認した医療機関。都が示す重症者用病床の確保目安は今月11日までは6~7床、12日以降は8床だ。 読売によると、1~17日に都の重症者基準である「人工呼吸器またはECMO(体外式膜型人工肺)」を装着した患者の受け入れは平均3・5人。最多の昭和大病院が7・5人だった。最高