東電 夏の計画停電避けられず 3月22日 22時6分 東京電力は、火力発電所の復旧などで電力の供給力を増やすことで、5月の大型連休明けには計画停電をいったんは終了できるものの、冷房の需要が増える夏場には、再び停電の実施が避けられないという見通しを示しました。 22日夜の記者会見で、東京電力の藤本孝副社長は「火力発電所の稼働などによって、これから電力の供給力が増えることに加えて暖房の需要が減っていくため、大型連休明けには計画停電はなくなると思う」と述べて、5月の大型連休明けには計画停電は必要なくなるのではないかという見通しを示しました。しかし、冷房の需要が増えて年間で最も電力需要が増える夏場について、藤本副社長は、「1000万キロワット程度の供給不足に陥る見通しで、このギャップを埋めるのは難しい」と述べ、夏場には再び停電の実施が避けられないという見通しを示しました。