インフォメーションアーキテクトの浅野です。 情報通信技術(ICT)の歩みと共に、コミュニケーション環境を支える基盤として発達してきた、デジタル世界のさまざまなアーキテクチャは、いまや人々のふるまいを「統制」する大きな要因にもなりつつあります。 この連載記事では、そのような“コミュニケーションとアーキテクチャの現景”を眺めていきながら、これからのコミュニケーションのあり方や、社会の中でのアーキテクチャの意義を考えていきたいと思います。 「communication」の二つの意味合い 普段、私たちが何気なく使っている「communication」という単語。 これは、日本ではカタカナ語の「コミュニケーション」として、おそらく60年代から70年代にかけて普及し、今ではすっかりおなじみの言葉となりました。 ただし、英語の「communication」という単語には、もともと二つの意味合いがあ
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