週刊文春の連載をまとめた横田増生さんの「ユニクロ潜入一年」が発売されたので早速、購入して一読してみた。連載をまとめただけで加筆は見当たらなかったが、まとまった書籍として読めたのは便利だった。 世間では‘労務問題’と捉えているのだろうが、アパレルチェーンの店舗運営に通じた専門家としては‘店舗運営問題’と捉えている。‘ブラック’と指摘されてしまう店舗運営の無理と矛盾が「ユニクロ」とファーストリテイリング社の足を引っ張って経営効率を劣化させ、グローバルSPAのトップレースから脱落する一因となったと認識しているからだ。一読して店舗運営の問題点を並べると、ざっと以下のようになろう。 1)繁忙期の社員/準社員の勤務シフトに無理が在る 『午前9時から午後11時半(拘束14時間半)という勤務が5日連続、7日連続という人も少なくなかった』と指摘しているが、食事と休憩を差し引いても13時間という長時間労働が何
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く