石崎ひゅーい”純粋”だからこそ、”無心”で歌う石崎のライヴは、その感情がむき出しになり、ひりひりとした空気をファンは肌で感じ、震える7月28日、東京キネマ倶楽部で注目のシンガー・ソングライター石崎ひゅーいのライヴ、「石崎ひゅーいTOUR 2016『花瓶の花』」のツアーファイナルを観た。 石崎ひゅーいといっても、知らない人もいるかもしれないが、2012年にメジャーデビューしたシンガー・ソングライターで、感情をストレートにぶつけるエモーショナルなボーカルと、力強いメロディ、リアルな部分と想像とが入り乱れて、強烈な世界観が出来上がっている歌詞、心の中の奥深くにある“泣き”や“叫び”がむき出しになって表れている表現者だ。聴き手は彼のそんな部分に“触れる”ことで“震える”。 この日のライヴもそうだった。汗と涙と唾とが飛び交うステージと客席。優しく、激しく、柔らかで、強さ、弱さ、熱さ、不安、その全ての