ガラマー4は、軽度および中等度のアルツハイマー型認知症の進行を遅らせ、症状を軽くする薬です。 認知症は、成人になってから起こる記憶や知能の障害で、正常な知能が脳の後天的な器質障害によって持続的に低下していく状態です。加齢による物忘れなどとは異なり、認知症の場合では日常生活ができなくなるほど極端な記憶障害や知能障害が生じることがあります。認知症はいくつかに分類することができますが、そのうち脳細胞の性状や性質が変化したり消失した結果、脳が縮むことで認知症になる場合をアルツハイマー型認知症と呼びます。このアルツハイマー認知症は、認知症の半数以上を占め、また85歳以上では約20%に見られるほど頻度の高い疾患で、日本では100万人いると推定されています。また男性よりも女性がかかる可能性が高いようです。 最初は日常生活に支障のない程度の軽い物忘れから症状が始まりますが、病気の進行とともに、例えば食事を