【2008年3月 富ヶ谷に移転しました。 下の方に同年5月の追記があります。】 セルフだから讃岐うどんではないのです。 安いから讃岐うどんではないのです。 セルフも安さも、製麺所の片隅で食べさせたことから はじまっただけのこと。讃岐うどんの本質とは、本来 なんの関わりもないことなのです。 しかし、あたかもそれが讃岐うどんの条件であるかの ように騒ぎ立てているのは、しょせん知ったかぶりの 田舎者なのです。 この店は、讃岐うどんがブームになるはるか昔から、 ずっとここで営業を続けてきました。 午前11時から、麺がなくなるまで。 かたくなにそのスタイルを守り続けてきました。 渋谷の片隅の雑居ビル。この薄暗い 地下通路には、毎日毎日行列ができ、 人々は讃岐うどん特有のムニムニとした独特の 歯ごたえを堪能し続けてきたのです。 少なくとも、私がこの店を知った10年ほど前から。 当時から麺はまったく変わ