今回は、JFaceを使用したアプリケーションの作成と実行の方法を紹介します。 ■JFaceとは? JFaceはSWTの提供する機能を、簡潔に利用できるようにするものです。SWTを使用したアプリケーションは、どのようなものであっても、従うべきパターンがあります。例えば、SWTを使用したGUIアプリケーションであれば、恐らく、Displayの作成→トップレベル・ウィンドウ(Shell)の作成→子ウィジェットの作成→イベント・ループの作成→Displayの破棄といったパターンに従うはずです。しかし、SWTはこれらのパターンについては全く関知しません。従って、ユーザーは、独自にこれらのパターンを抽出したクラスを作成するか、毎回一から同じパターンを使用して、アプリケーションを作成する必要があります。 これに対して、JFaceは、自然にこれらのパターンに従ったプログラミングが出来るようなクラスを提供し