【提言】『カメラを止めるな!』の4つの問題点から考える―映画制作と俳優ワークショップの在り方を考え直すべき時 いうまでもなく、『カメラを止めるな!』は2018年に全国の劇場で公開され、30億円以上の興行収入を記録した映画作品である。日本アカデミー賞をはじめとする、その年の映画賞にことごとくノミネートされ、いくつかのタイトルも獲得した。上田慎一郎監督は売れっ子の仲間入りを果たし、無名だったキャストたちも大幅に仕事を増やしている。 本作を「作り手の熱量と映画ファンの愛が生んだ奇跡」とまとめることは可能だろう。ただ、『カメラを止めるな!』の問題点を美談に落とし込むだけでは、映画界に悪しき事例を刻むことになりかねない。いや、そうなりつつあるのが昨今の状況だと思う。 2021年11月現在。撮影現場や劇場での搾取、ハラスメントが相次いで告発されている。このタイミングで、『カメラを止めるな!』が制作経緯
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