表現者クライテリオン編集長、 京都大学の藤井聡です。 ニューヨーク州立大学の ステファニー・ケルトン教授が、 7月15日から19日にかけて来日されました。 そのメインの滞在目的は、 京都大学の当方主催のMMT国際シンポジウムでの 基調講演をしていただくこと。 大変有難い事に、当方から打診差し上げたところ、 ご快諾いただき、この度の来日と相成りました。 ケルトン教授滞在中、当方のシンポジウム以外にも、 研究セミナーにもご参加された他、 100人近くもの記者を集めた記者会見、 テレビ、新聞、雑誌各社の単独インタビューと ネット動画(三橋TV)へのご出演、さらには、 与党代議士(西田・安藤・竹内先生)との意見交換会会等、 実に様々なイベントに、精力的にご参加いただきました。 あれこれとご一緒させていただいた中で とりわけ印象深かったのが、 ケルトン教授の「誠実さ」でした。 昨今の筆者は、 政治家
先週、企業で都市開発事業を考えている人たちとの勉強会があり、私は都市開発の専門家というわけではないのですが、色々おもしろい議論をしました。 その中で気づいたのですが、去年から施さんや柴山さんが『表現者』で紹介し、今年も『表現者クライテリオン』で何度も取り上げられている、D・グッドハート氏の「エニウェアーズ」「サムウェアーズ」という区別は、これからの都市をデザインしていく上でも重要な概念なのではないかと思えます。 簡単におさらいすると、エニウェアーズ(anywheres)というのは全国あるいは全世界の「どこにでも」活躍の場を見出して、華々しい職場を渡り歩いていくような人々のこと。サムウェアーズ(somewheres)というのは対照的に、「どこか」の土地に長く留まって、華々しい仕事はないものの、昔ながらの顔見知りに囲まれたコミュニティのなかで生きていく人のことです。 当然、エニウェアーズのほう
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