すごいスピードで増えている 中国では今年も「高考」(ガオカオ、全国大学統一入学試験。日本の「大学入学共通テスト」に当たるもの)が実施され、過去最高の約1078万人が受験した。 その「高考」について、注目を集めていることがある。 ここ数年、受験科目の一つである「外国語」を、英語ではなく日本語で受験する高校生が急増しているのである。 高考の終了直後には、今年初めて、微博(ウェイボー、中国版ツイッター)のホットワードランキングの上位に「高考日語」(高考の日本語)という言葉がランクインしたほどだ。 中国教育部(日本の文部科学省に相当)のサイトには、高考の「外国語」では、英語のほかに日本語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を選択できると明記されているが、以前は、英語以外でも受験できるということが、ほとんど知られていなかった。 しかし、5年ほど前に、中国のとある日本語学校が「日本語なら、あな