中学受験で、麻布、栄光学園、筑波大学附属駒場、ラ・サールすべてに合格して、筑駒に進学。そんな「神童」と呼ばれそうな経歴をもちながら、AV男優になったという、にわかには信じられない人生を歩んでいる男がいる。 現在、トップ男優のひとりとしていろいろな作品にひっぱりだこの森林原人。彼が書き下ろした初めての単著『偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論』(講談社)が話題だ。 超進学校からAV男優へ──数奇な運命をたどって男優になり、17年のキャリアのなかで8000人と延べ1万回以上のセックスをしてきた彼にとって、セックスとはいったい何なのか? 森林は本のなかでこのように綴っている。 〈僕の中では、セックスに興味がない人は、人そのものに興味がない人で、寂しい人です。本人はもちろん寂しいだなんて思っていないでしょうが、僕が寂しくなります。寂しい人がいることが寂しい。やっぱり人は本能的に、根源的に、