うだるような暑さ、飲食店や喫茶店のおしぼりで思わず顔を拭いて、気持ちをすっきりさせたくなる人はいるだろう。だが、それは危険かもしれない。マナーの問題はさることながら、中には雑菌だらけのおしぼりもあるからだ。 “おしぼりで顔を拭く”ことは「おじさんくさい」「品がない」など、マナー違反の行動としていつも賛否両論になるテーマ。過去のアンケート調査(「20代女子に“キモい”判定される40男の言動」)では、女性のおよそ半数が“おしぼりで顔を拭く”行為をNGマナーと認定していた。 危険なのはそれだけではない。夏場で、厚生労働省の衛生基準を満たしていない貸おしぼりには1枚あたり10万を超える細菌がいるとも言われ、過去の東京都福祉保健局の調査では、約6割のおしぼりが基準値を超えていたことがある。日本では各自治体が抜き打ち調査を行ない、定期的な行政指導をしているほどの問題だ。 もちろん現在は、この状況は改善