担保株を売却して融資元に損害を与えたとして、背任罪に問われた元衆院議員浜田幸一被告(82)の初公判が1日、千葉地裁(波床昌則裁判長)で開かれ、浜田被告は「申し上げることはありません」と黙秘、弁護側は無罪を主張して、この日の審理は終了。 弁護側によると、認知症が進んだ浜田被告の訴訟能力を地裁が疑問視しており、医療機関による検査などを経た上で、地裁が訴訟継続の可否を判断する見通し。弁護側は被告の病状について、診断書を提出した。 車いすで入廷した浜田被告は髪を短く刈り、ノーネクタイのスーツ姿。職業を尋ねられ「公園に行ったり散歩している」と答える場面もあった。