クリックして拡大する30日午後3時(日本時間同4時)に上海虹橋駅のホームを出発し北京に向かう「北京-上海線」中国版新幹線の一番列車(河崎真澄撮影) 中国鉄道省の胡亜東次官は、(正式開業を前に専門チームが行った安全検査の結果を踏まえ)「環境安全面に問題がある」とし、その危険性を指摘した。 胡次官は、(1)安全保護区内に非合法の建造物・製造所・営業所が多く存在(2)線路から200メートル以内に易燃性、爆発性のある危険物を取り扱う製造工場などがある(3)線路両側1キロ以内に採鉱・採石所がある(4)線路上を通る一部道路や橋で重要制限規制などが未整備なため、車や橋が線路へ落下する危険がある(5)線路を支える地盤で土砂採取や井戸掘りが続いている(6)線路周辺での施工が、鉄道運営会社側との協議もなく行われる場合があり、安全運行に影響を及ぼす危険がある(7)線路両脇の防護壁の破壊や一部設備の窃盗が発生して