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7月24日の地上デジタル放送(地デジ)への移行まで1カ月を切り、近畿2府4県で最も地デジが受信できない世帯が多かった兵庫県淡路市でも、ほとんどの世帯で移行準備が整った。だが電波の混信による受信障害と、地理的条件による難視聴との支援の差をめぐり、住民間にしこりが生まれた地域もある。「納得できない」と訴える住民の中には、一部のチャンネルが映らない状態で移行を迎えようとしている人もいる。 淡路島の北西部に位置する尾崎地区。浜の手に点在する民家や商店の屋根の多くには、真新しい地デジ視聴用のアンテナが設置されている。総務省が無償で取り付けたアンテナだ。 尾崎地区を含む播磨灘沿岸の一帯では、当初地デジを受信していた姫路中継局(兵庫県姫路市)からの電波に対し、高松中継局(高松市)の電波が混信して受信障害が起きる「デジタル混信」が発生。総務省は一帯を調査し、混信が起きている区域を特定した上で、昨年秋から、
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