自民党の石破政調会長は20日、山口市で講演し、民主党代表選で複数の「ポスト菅」候補が、党内最大の議員グループを率いる小沢一郎元代表と会談し、支援を要請していることについて、「20年前に見た光景だ。『数』を頼む、ということがあってはならないと誕生したのが民主党ではなかったか」と批判した。 石破氏による“小沢詣で”批判は、1991年の自民党総裁選で、当時、党内最大派閥の竹下派会長代行だった小沢氏が、宮沢喜一元首相ら候補者3人を事務所に呼びつけて“面接試験”した過去を踏まえた発言。「ポスト菅」候補では、海江田経済産業相、小沢鋭仁元環境相、馬淵澄夫前国土交通相がすでに小沢元代表と会っており、鹿野農相も週明けに元代表と会談する予定だ。