これまで自動車業界の世界一争いは、トヨタ、フォルクスワーゲン、GMによる1000万台の年間生産台数が基準だった。そこにルノー・日産アライアンスが加わったわけだが、さらにトヨタは新たなアライアンス構築によって、唯一1600万台という巨大アライアンスへと踏み出した。 自動車業界の世界一争いは、ここしばらくトヨタ自動車、フォルクスワーゲン、GMによる年間生産台数1000万台のラインでの三つ巴戦だった。 ここで言うトヨタの1000万台について説明しておかなくてはならない。従来1000万台と言われてきたのは、米国基準準拠の連結子会社であるトヨタ、ダイハツ、日野に加え、持分法適用の関係会社であるトヨタ系中国法人3社の生産台数を加算した数値である。 なぜそういうことが起きるのかと言えば、中国では国外企業の会社設立に際し、外資に51%以上の議決権を割り当てられないというルールがある。従って、3つの中国法人
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