不登校の小・中学生の数は増え続け、過去最多を更新しています。 さらに深刻なのは、学校やそれ以外の教育機関など、どこからの支援も受けていない多くの子どもたちの存在です。 子どもたちの孤立を防ぐにはどうしたらよいのか考えます。 文部科学省が公表した昨年度、全国の小中学校で30日以上、欠席した不登校の児童・生徒の数はおよそ29万9000人。10年連続で過去最多を更新しました。 注目したいのが特にこの2年間で一気におよそ10万人が増えたことです。 35人学級の場合、1クラスあたりに1人、不登校の子どもがいるという計算です。 ではなぜ、ここ最近、不登校が急速に増えたのでしょうか。 文部科学省は「不登校の理由は様々なので一概には言えない」としつつも、「コロナ禍の長期化で生活環境が変化したことや、学校生活でのさまざまな制限で交友関係が築きにくくなったことなどが背景にある」と分析しています。 社会はかつて
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