控えめに言っても主語がとても小さいと思う。 最低でもそこは「人類はなぜ察することが苦手なんだろう」となるべきなのだ。 「察する」の言い換えが「気が利く」ということは、次の2つが暗黙にセットになっている。 相手が欲することを理解し相手が欲することを成す気がつくだけではダメで、しかも、表現/対応が正しくなければダメなのだ。 例えば、男女のペアでデートをしていて、女性が疲れた顔をしているとしよう。 大抵の男性は「相手が疲れた顔をしている」もしくは「元気いっぱいでは無さそうだ」とは気がつく。 「察し」は、している。 その後の対応がうまくいかない(ことが多い)。 空腹だ、景色が単調だ、話題がツマラナイ、単純に歩き過ぎだ。 そのどれであるか峻別することは慣れの問題だし、その対応もまた慣れの問題だ。 さて、相手の最も嫌がることを察して、それを確実に実行できる人間は、大変に格闘ゲームが上手いワケだが、 こ