患者搬送中の救急車に自転車を投げつけたとして、川崎署は21日、川崎市川崎区小田栄、無職本白水政和容疑者(40)を公務執行妨害の疑いで逮捕した。 発表によると、本白水容疑者は16日午前6時50分頃、自宅前の市道をサイレンを鳴らしながら走行していた救急車に、乗っていた自転車を投げつけた疑い。救急車は脳梗塞で重症だった同区の50歳代女性を搬送中で、隊員3人が乗っていた。救急車が自転車に乗り上げたため、隊員は別の救急車を呼び、14分後に市内の病院に搬送した。 女性は現在、意識はあるが重症で入院中。川崎署は「医師に確認したが、搬送の遅れと容体の因果関係はわからない」としている。本白水容疑者は直後、隊員に「救急車の音がうるさい」と話したが、同署員が駆けつけた際は「事故だ」と説明したという。 同署は救急車のドライブレコーダーの映像を解析し、本白水容疑者が故意にぶつけたと判断した。調べに対し、本白水容疑者