3月初旬の全国一斉休校から2ヵ月近くが過ぎた。一部の自治体では5月末までの休校延長が決定するなど、学校の再開はまだ遠い。我が子の学習状況を不安視する親たちには、「ヨソの子どもの様子」も気になるところだ。 学校からはどんな課題が出たのか? オンライン学習の有無は? きちんと勉強している? そんな疑問を保護者や先生にぶつけると、シビアな学習格差が浮き彫りになった。 自習と復習ばかり「休校になって以来、先生からは電話の1本もない」 「これが勉強って言えるのか、正直不安なんですよ。娘の通う中学ではオンライン授業なんて気配もないし、出された課題は量だけ多くて質的にはどうかと思う」 東京市部に住む母親(39歳)は、長女(14歳)が通う公立中学校への不満をあらわにした。3年生で受験を控えているにもかかわらず、始業式に1時間登校しただけ。教科書と休校中の学習予定表が配布されたが、その内容はお粗末だ。 5教