法人向けにシステムやソフトウェアを販売するエンタープライズの分野においても、成長中のスタートアップは多い。コンシューマー向け製品を開発するスタートアップは「グロースハック」を駆使してユーザーを拡大することに懸命になるが、販売ターゲットが法人、特に大企業の場合にはこうしたグロースハックの技も効果をなさないことも多い。 その点、Business Insiderの記事が紹介していた、顧客関係管理ソリューションを提供する Salesforceが指摘する「大企業向けにソフトウェアを販売するのが難しい理由」が面白い。Salesfoceが最近、証券取引委員会向けに提出した年次報告書の中で「リスクファクター」として法人顧客への営業の難しさを挙げている。 その内容をかみくだくと、次のようなものだ。 営業サイクルが長く、コストがかかる。大企業の契約は一度取れれば、その後安定するというメリットがある反面、契約が
![Salesforceが指摘する、大企業向けにソフトウェアを販売するのが難しい理由 - BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fc5be7a39874015c71bbb0aa96ad623be4180386/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fthebridge.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F03%2F7255502058_1c3084ba02_z.png)