はじめに Railsアプリケーションを長く運用していると避けて通れないのがRailsのバージョンアップです。 古いバージョンのRailsは順次サポートの対象から外れていく(=不具合修正やセキュリティ対応がされなくなる)ため、バージョンアップをせずに運用するわけにはいきません。 そこでこの記事では僕・伊藤淳一がRailsアプリのバージョンをアップグレード(アップデート)する手順を紹介します。 この手順はこれまで何度もRailsアプリケーションをアップグレードしてきた僕の知見が詰まった、いわば「秘伝のタレ」的なアップグレード手順です。 想定するRailsアプリケーション この記事で想定しているのは以下のようなRailsアプリケーションです。 開発者1人でもなんとか面倒が見れるレベルの規模(=アップグレードは1人で作業する想定) 趣味で作っているのではなく、外部のユーザーがいるRailsアプリ(