『本気で小説を書きたい人のためのガイドブック』(ダ・ヴィンチ編集部 編・メディアファクトリー)より。 (「文芸編集者座談会〜”よい原稿”と”ダメな原稿”はココが違う!」の一部です。参加者は、 A:純文学系文芸誌編集者 B:純文学系文芸誌編集者 C:中間小説系小説誌編集者 D:エンターテイメント系書籍編集者 の各氏です) 【B:ひとりよがりプチ・ポルノといえば、おじさんが書く都合のいい小説ってありますよね。 C:それ、うちの編集部では、”ドリーム小説”って呼ばれてる(笑)。仕事もできて、妻ともそこそこうまくいっていて、社会的地位もあるイケてる俺が若い女に迫られる話。なのに、いきなり若者をつかまえて、延々と説教したり、世の中を嘆いたりもする。 B:職場にも家庭にも居場所のないような40〜50代のおじさんが、ただただ社会への不平不満をぶちまけているだけ。その世代の人が読んでも共感できない気がする