半身不随の長寿猫、介助に支えられ20歳 2010年01月08日09:22 ことし20歳を迎える雌猫「みー」と、飼い主の無笹美緒子さん=下呂市萩原町萩原、美容室みぃーん 交通事故で半身不随になりながらも、飼い主の介助を得ながらことし20歳を迎える長寿猫がいる。下呂市萩原町で美容室みぃーんを経営する無笹美緒子さん(45)方で飼われている雌の「みー」。1990年3月生まれ。猫の寿命は10年から16年といわれ、人間でいえば100歳近いという。 みーは94年2月、近所で車にはねられたとみられ、傷つきながらも自宅にたどりつき、縁の下で鳴いていた。病院で診察を受けたが、脊髄(せきずい)損傷で下半身不随に。後ろ足はのびきってしまい、前足だけで体を引きずって移動する。自力で排せつはできず、無笹さんが毎朝夕に介助しながら行う。当初医師に安楽死を勧められたが断り、それ以後15年間ずっと面倒を見続けている。 ペ
雪の情景はいつでも、思春期の哀しみに彩られている。楽しさも嬉しさもあったはずなのに、思い出すのは豪雪に閉された過疎集落と、祖母と変らぬ年齢(とし)の<育ての母>の縮かんだ背に強い訛、そして烈風吹きすさぶ冬の日本海の情景ばかり。 今年は寝正月を返上し仕事三昧の年末年始を過ごしていたが、ようやく体が空いた。 「行こう」と思った。かつて過ごした雪国に。―――何故だろう、何故だか不意に*1。 現居住地も気温が0度を超せば「今日は暖かい」と感じる程度には立派な雪国なのだが、かの地の冬はレベルが違う。凍える息、うなる海、肌を貫く強風、網膜を刺す吹雪。ここの冬は<人間>が主体ではありえない。空が、海が、山が、雷が轟音とともに咆哮し、突如裂けた雲間から海原へ落ちるひと筋の光が、束の間の静寂を支配する。 雪上をお腹まで 埋もれながら歩むコナユキ。 実のところ、わたしはかの地での記憶があまりない*2。正確に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く