コマンドプロンプトを起動して作業しているとき、通常は「cd」コマンドで現在のディレクトリを切り替える。ドライブ変える必要がある場合は、「cd」コマンドを実行する前にドライブを切り替えないといけない。 一時的に別のディレクトリに切り替えるという場合は、直前のディレクトリに戻る際に再度パス名を入力しなくてはならず不便だ。このようなときは、「pushd」コマンドと「popd」コマンドを利用するとよい。 例えば、Dドライブの「data」というディレクトリに切り替えたければ「pushd d:\data」と入力する。そして、直前のディレクトリに戻ることになったら「popd」と入力すればよい。ドライブとディレクトリの切り替えが一発で行える点が便利で、ネットワークドライブにも対応する。