激しい争奪戦となったPLAYSTATION 3(PS3)の日本でのローンチ(立ち上げ)。極度の供給不足の結果、メディアの報道もPS3購入の行列の話題で埋め尽くされた感がある。ソニー・コンピューターエンタテインメント(SCE)にとっては、せっかくの商機を品不足で逃すマイナスは大きいものの、話題づくりでは多少のプラスもあったと言えそうだ。 しかし、SCEにとって、本当の戦いは日本でのローンチが終わったこれからとなる。18日(米国時間11月17日深夜0時)からPS3の発売が始まった米国市場こそが主戦場だからだ。そして、SCEにとっては米国市場の方が、日本市場より難しい戦場だろう。 実際、SCEは、米国市場の初日出荷には、日本(8万台強)よりはるかに多い40万台(9月に発表した数字)を割いている。台数は、日米の流通事情の違いも反映しているが、PS3にとって、今回のローンチの主戦場が、日本ではなく米