2015.06.16 Culture ツイート 「今回、僕としては初めて、役者さんの芝居に音楽を当ててみようと思ったんです」。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという日本映画を代表する若手女優が四姉妹を演じた話題作『海街diary』。古都・鎌倉を舞台にしたこの物語を映像化するにあたり、是枝監督にはこんな思いがあったという。音楽を依頼した相手は、アニメーションから実写映画、ポップス、CMまで幅広いジャンルで活躍する菅野よう子。今回が初参加となる是枝組で、「光と影が拮抗する物語で、時間の流れそのものを表現したかった」と振り返る。季節の移り変わりと、そこで生きる人々の息づかいを繊細に写しとったこの名作は、どのように誕生したのか──。日本の映画界と音楽界をそれぞれ代表する才能に、語ってもらった。 ──お二人は今回が初顔合わせですね。是枝監督はどういう経緯で菅野さんに音楽を依頼することになったの